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2013年8月 3日 (土)

子どもたちといっしょに南無阿弥陀仏

 先日、奈良教区宇陀北組(奈良県の北東部)の「仏の子どものつどい」が開催されました。今年のテーマは「ありがとう」。
 この宇陀北組という地域は、過疎地域で、子どもの数がとても少ないのです。それでもこのつどいが開催できるのは、仕事や結婚等によりこの地域から離れて生活している浄土真宗本願寺派の門信徒の子どもたちが参加してくれるのです。そんな子どもたちは、ふだんは浄土真宗のご縁に遇うことはほとんどありません。それでも、祖父母や、子供の時にお寺で楽しい時間を過ごした経験のあるお父さんやお母さんに勧められて参加してくれるのです。
 それともうひとつ、参加者の年齢幅が幼稚園児から小学校6年生までと幅広いということです。これは全国的な傾向かもしれません。かつては小学校就学前の子どものほとんどはありませんでした。いまでは幼くても保育所や幼稚園で訓練されているんでしょう。先輩達に混じって参加してくれます。小学校高学年になると塾や習い事などでなかなか忙しいようで参加する子どもは少なくなってしまいます。それでも、毎年参加し、この「仏の子どものつどい」を予定に入れてくれている子どもたちもいます。それでも高学年の人数が少ないので、全体を引っ張っていってくれる人が少ない。それだけに大人の指導者の連携が重要になってきます。
 組内の住職・坊守が中心となり、何度も準備、打合せの会をもちました。当日は、組内の仏教婦人会の役員の方や、会所寺院の門徒の方々の協力を得ました。今年の参加者は、子どもだけで36名でした。

 与えられた条件の中で、工夫しながらの仏の子どものつどいです。子どもたちの表情や言葉から、楽しい一日を過ごしてくれたと思います。
 日曜学校や子ども会などの活動でお寺の本堂にご縁があるこの地域の子どもたちにとっては、そんなに目新しいことではないかもしれません。ふだんお寺との関係が希薄で、本堂にも上がったことのない子どもにとっては、お寺で手を合わせ、仏参をし、法話を聞くという経験はとても新鮮であったと思います。いろんな問題を指摘される現代の子どもたちですが、この仏の子どものつどいに参加してくれた子どもたちは、キラキラした目と、自由奔放に動き回る姿は30年40年前と何ら変わることはありません。子どもたちとともに、みんなでお念仏しました。
 どんな時代、どんな社会、どんな状況のなかに生きても、阿弥陀さまの変わらない願いのなかで、元気に生活してくれることを望むばかりです。いつか、この子どもたちと仏法讃談できる機会があることを夢見てしまいます。

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